循環とつながりのメソッドで伝えたいこと

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はじまりから10年

これからの豊かさとは何かというテーマを持ちながら、2016年に農園でカフェをスタートしたのが始まりでした。人が行き交い、未来の地域の暮らしを描きながら、カフェではただ食事を提供するだけでなく、健康や豊かさ、交流、活力、学びが生まれる場所にしたいと活動してきました。

やがて、「食」から広がる視野は、子どもたちの給食への取り組みへとつながり、さらに「住まい」「学び」「運動」へと自然に広がっていきました。

取り組みの中で、年間数百人だった農園の往来は数万人規模に。
10年間の栽培教室、8年間の健康カフェ、7年間のこども園給食、5年間のエクササイズ教室サポート、3年間の英語教室と、自身でも実際に体験しながら、数多くの実践を積み重ねてきました。

(*2025年からは場所変えて活動をすることになりました。)

価値のあるもの

自由に生きられる時間 × 思いきり生きられる力 = かけがえのない価値

この状態を実現するには、「活きる力」= 人間本来の健康力と基本能力を高めることが欠かせないということ。

これが10年にわたる試行錯誤の末にたどり着いた私なりの答えです。

どのような選択をするとしても、それを進めていけるかどうかは、結局のところ「活きる力」にかかっていると思います。

うまくいきそうなときほど、体調や不調で頓挫するのはつらいものです。
やりたいことがあるのに、思うように動けない。
そんな状態こそが、何よりももったいないと感じます。
命にも限りがあります。

この考えにたどり着いたとき、もっと多くの人が、そうした時間と力を取り戻せるように、そのための方法を伝えていきたいと思うようになりました。

気づいたのは、根源的な「理解」と「方法」

この活きる力をどうすれば育てられるのか?
どうすれば、誰もが無理なく、自分の力を取り戻せるのか?

その問いを胸に、日々の実践と探究を重ねてきました。
そこで気づいたのが、本当の答えは表面的なテクニックではなく、「人間のしくみそのもの」にあるということです。

つまり、自分自身のことを理解しているつもりでも、私たちは進化のつながりの中で作られ、今も体内に多様な存在と共に共存しているという事実を認識したときに、「自分を見る視点」が大きく変わったのです。

この視点から、進化の流れと身体の設計に目を向けると
健康・学び・若さ・自己実現はすべて、からだの「循環」と「つながり」の中で活性化される――
そんな根本的な仕組みにたどり着きました。

悠久の時間で培われた人間のデザインに沿ったアプローチをすれば、結果はより自然に、力強く現れてきます。

根源を理解することで、表面的な問題を無理に抑え込むのではなく、その背景にある構造ごと整えていけるようになります。

たとえば、身体の不調は「症状」ではなく「滞りのサイン」として、学びの停滞は「才能の欠如」ではなく「環境との断絶」として見え方が変われば、アプローチも変わります。

この視点と方法は、健康にも、学びにも、生き方そのものにも通じる、普遍的な原理だと私たちは考えています。

「循環とつながりのメソッド」について

この実感と知見を、誰もが活かせる方法としてまとめたのが「循環とつながりのメソッド」です。

このメソッドは、科学的な根拠と実践知の両方を土台に、人間を数万年以上の長い視点で客観的に理解し、望む方向へと自分を調整する「根っこ」となる考え方です。

健やかに、自分らしく生きたいと願う人たちへ、このメソッドが、豊かな暮らしにそっと寄り添う小さな灯りとなることを願っています。
同時に、活きる力を引き出す為のサービス構築の軸にしていきます。

気づきの入口としてのメソッド

このメソッドは、特定のやり方や結果を目指させるものではありません。
まずは、自分自身を一歩引いて見つめること。

ここで言う気づきとは、単に習慣や癖を振り返ることではなく、
人間の体に本来備わっている「しくみ」や「法則」――その流れに、自分がどう沿っているか、どうずれているかに気づくことです。

たとえば、
・体内のめぐりが滞っているサイン
・休息よりも刺激ばかりを優先してしまっている状態
・栄養は足りているのに“活力”が出ない理由 など

こうした現象には、進化の過程で設計された身体の法則が関係しています。
そのしくみを知ることで、自分にとってどんな調整が必要なのかが、自然と見えてきます。


つまり、メソッドの役割は「整えるためのスタートライン」。
気づき=客観視をきっかけに、自分にとって本当に必要なものを選べるようになることを大切にしています。

その上で私たちは、必要な人に必要な支えを届けられるよう、いくつかの“サポートの選択肢”を用意しています。

たとえば──

  • 身体を整えるためのヨガや運動
  • 新たな活性のための英語教室
  • 内側の環境を整える発酵食品や栄養サポート
  • 日常を支えるセルフケアアイテムやルーティン
  • 考え方や感情を見つめ直すメンタルの視点 など。

どれも“押しつけ”ではなく、自分で選び、自分のペースで取り入れられることを前提としています。

私たちのサポートの軸は「あなたの自己選択と自己改善を、さりげなく後押しすること」です。

メソッドのストーリー

軸となるテーマをシナリオとワークで構築しています。それぞれが30-40分ほどの内容です。

7万年思考
存亡をかけた進化のデザイン。7万年前の「ホモサピエンス Ver.2」が私たちの基本構造。

ミトコンドリア視点
基本能力を引き出す体内の循環。適切に言語化する健康3大原則と、ミトコンドリアのご機嫌。

8大栄養素
8大栄養素は、自然からの借り物。??料理がくれる、からだの設計図。

心身一致
自分の考えは、自分の脳の考えではない。
5つのブレイン――意志、自動化、刷り込み、進化の記憶、そして体調――を再設計する。

成長習慣構築法
環境適応能力がスキルアップの根幹機能。自動化システム、怠惰システム、正当化システムを味方にしよう。

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