健康の原点に還る「玄米食」

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玄米のすごすぎる効果

「身体にいいから」と、
主食を玄米にする人が増えているようですが、
特有の味や食感が苦手という声もあれば
おいしい炊き方がわからないなどともよく聞きます。

たまに食べる土鍋で炊く白米の、
特に炊き立ての味と香りが私は大好きですが、
玄米のその嬉しい効果や
自宅でも手軽においしく食べられることを知ってからは
玄米を主食にすることがやめられなくなってしまいました。

ここ数年間、自宅では毎日玄米を食べていて私が感じているのは、
白米と比較したときの栄養価のすごさはもちろん、
身体の外へ「出す力」もすごいということです。

「栄養素の塊」と言われるその力

玄米は収穫してから搗かない
そのままの状態のお米を言いますが、
白米は搗くことによって
茶色の部分のぬかと胚芽をすべて取り除いています。

しかし実はその茶色の部分にこそ
身体に必要な栄養価が豊富に含まれていて、
白米に比べるとエネルギーも糖質も低いのに、
たんぱく質や食物繊維などの嬉しい栄養素がたくさん詰まっているのです。

他にもビタミンB1やあらゆるミネラル類を多く含みますが、
若返りの栄養素とも言われるビタミンEと
副交感神経系を優位に働かせるGABAに関しては、
なんと白米には一切含まれておらず、
玄米にのみ含まれているため、
もはや玄米は「栄養素の塊」と言われているのです。

症状が出ているのは「好転反応」の現れ

また玄米は精製されていないので
白米に比べて血糖値が急激に上がることもなければ、
症状は人によって様々ですが、
便や尿としての排泄だけでなく、
例えば鼻水や頭痛などのかたちとして、
身体に溜まっている放射能などの毒素を
体の外へ「出す」といった解毒作用も強いのです。

玄米を食べることで戦前には赤痢やコレラなど、
戦後には放射能の影響や水俣病などの発症から免れたり、
症状が軽く済むなどの例もあったと言うほどです。

ちなみに玄米に含まれるアブシジン酸が
体外へミネラル(特に鉄分)を排出してしまうことから、
「玄米は体に良くない」とも言われがちすが、
これは玄米を炊飯する際に、
長時間しっかり浸水をさせておけばそこまで問題はありません。
(ただ「特に鉄分を排出してしまう」ということで、
普段から貧血気味と言う人は様子を見て摂ることをおすすめします)

自然の流れを身体はちゃんと知っている

また玄米を家で炊く時は、
炊飯器の専用モードで炊くのもいいのですが、
土鍋や圧力鍋などでは強火で一気に炊くのではなく、
時間をかけてじっくり炊いていくと
お米の殻が破れ柔らかくおいしく炊くことができます。

昔の人たちは玄米菜食が基本の食事で、
肉や卵や乳などと言った動物性の食べ物が手に入りにくくても、
人間の身体が生きていくために必要とする
たんぱく質やビタミン類などを、
「玄米と植物性の食べ物のみ」で十分摂ることができたため、
健康で体力がしっかりとあったのです。
(むしろ身体があまり必要とはしないものを、
摂らなかったからかもしれません)

元気な身体も心も食べるものからでしか
作ることはできないのだから、
昔の人から教わる本来の自然な「玄米食」を、
健康の原点に還るためにも取り入れてみませんか?

Cucuri cafe staff

追記
繭久里カフェで提供する「玄米」「ねかせ玄米」は、栽培時農薬不使用の誠農社 漢方農法米を100%使用しています。(白米土鍋ごはんも。)
農薬が溜まりやすいとされる茶色の部分のぬかも、それだけでも甘いと感じられるほどです。
非常にレアな玄米ごはんを是非ご賞味いただければと思います。

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