わたしたちの生活に、新型コロナウイルスが関わるようになってから3年目に入りました。
この二年間で日常の色々なことが変わりましたよね。
一年を通しての日常的なマスク生活も、コロナ以前には思ってもみなかったことのひとつです。
マスクの大切さは、自分だけでなく、関わる周囲の人の生活を守っていくためにも必要なものですが、
反面で、マスクによる皮膚疾患やマスク頭痛なども聞くようになりました。
マスク頭痛って?
コロナ禍で耳にするようになった「マスク頭痛」という言葉。
原因は、マスクによる
・酸素不足
・蒸し暑さ
・耳への負担
・ストレス
などが考えられるようです。
常にマスクを着用していると、外から吸い込む空気の量が減ってしまい、吐いた息がマスク内にたまって、
取り入れる二酸化炭素が多くなってしまいます。
マスク内は通常の空気と比べて酸素がおよそ87%に減り、二酸化炭素は30倍に増えるという報告も。
マスクをすることによって、口呼吸になってしまうのも酸素不足の原因です。
この「かくれ酸欠」は頭痛のほかにも免疫力低下、嘔吐、脱力感、筋力低下、集中力低下などを引き起こすこともあるそうです。
我が家の小学生の子供も、学校で「頭がいたい」と訴えたことがあったのですが、ずっとマスクを外せない生活も一因なのかな、と思いました。
屋外や他の人と十分な距離が取れるとき、水分補給のときなど、外せる状況のときは短い時間でもマスクを外して、
深呼吸や腹式呼吸をするのも効果があります。
呼吸の効果
私たちは、起きているときも寝ているときも常に呼吸をしていますが、改めて「呼吸」を意識することは少ないのではないでしょうか。
マスクをつけている以外でも、心配ごとや気ぜわしいとつい浅くなってしまう呼吸。
深く息を吸ったり吐いたりすることを意識することで様々なメリットがあります。
①自律神経が整う効果
自律神経は、活動時に活発化する交感神経と休息時に活発化する副交感神経が、交互に優位になりながらバランスを保っています。
ストレスなどで緊張状態が続くと、交感神経が優位になり続け、自律神経のバランスが崩れて免疫力も低下してしまいます。
深く息を吸ったり吐いたりすることを意識することで副交感神経が優位となり、睡眠の質や腸内環境の改善も期待できます。
②血流が良くなる効果
意識的に深い呼吸をすることで、普段よりも多くの酸素を体内に取り込むことができます。
深い呼吸により、身体がリラックスし血管が拡張、栄養や酸素が行きわたるほか、血流改善によって新陳代謝が良くなり、
冷え性や肩こりの改善にもつながります。
③ストレスの緩和
深い呼吸は、幸せな気分になれる脳内神経伝達物質であるセロトニンの分泌を促進します。
セロトニンは、感情をコントロールし、集中力を高める作用もあると言われています。
脳へも酸素が供給されることで脳が活性化し、仕事や勉強の効率が高まります。
腹式呼吸
深呼吸をする際に、腹式呼吸を試してみてはどうでしょうか。
腹式呼吸は大量の酸素を取り込め、血流やリンパの流れが促されます。
血流がスムーズになることにより、脂肪を燃やしてエネルギーを作り始めるため基礎代謝が上がり、脂肪減少が進みます。もちろんリラックス効果も。
吐く息で、おへその辺りから押し出すように息を吐きだし、お腹をぺたんこに。
吸う息で、お腹の中に空気を送るように吸って、お腹を膨らませます。
吸うことよりも吐くことを意識してやってみましょう。
腹式呼吸は肺の下にある横隔膜を上下させるため、内臓機能の活性化にも効果があります。
そしてもうひとつ。
「鼻呼吸」をすることもたいせつです。
鼻呼吸の効果
鼻から呼吸を行うことでも心身に様々な効果をもたらします。
鼻には花粉やウイルスなどの外敵から身体を守る役割があります。
鼻の中へ一旦外気を通すことで、鼻腔内の毛や粘膜がフィルターの役目を果たし、異物を除去します。
冷たい空気がダイレクトに肺に入らないように温め、湿気をもたらす加湿器のような作用もあり、感染症予防にも効果的です。
私たちは「鼻」という高性能マスクを常に身に着けているんですね。
また、鼻の骨の空洞にあたる副鼻腔という部位では、酸素を取り込んで一酸化窒素を生成しています。
一酸化窒素は、血管を柔らかくして広げ、血流促進作用があるため、この作用がない口呼吸は、鼻呼吸よりも
酸素の取り込み率が低くなると考えられます。
酸素の役割
呼吸によって多くの酸素を取り込むことで、脳の活性化や血流促進などが図れますが、
わたしたちの体における「酸素の役割」って何でしょうか?
酸素は「細胞のエネルギー」を生み出します。
身体に取り入れた食物をエネルギーに変える際に、助ける働きをしています。
代謝にも不可欠です。
酸素が足りなくなると、全身のエネルギー不足がおき、息苦しさや疲れやすさ、注意力や記憶力の低下、頭痛、不眠などの
症状や内臓への負担が考えられます。
わたしたちの体にとって大事な酸素。
深呼吸のほかにも、適度な運動で心肺機能を高めることや定期的な部屋の換気によって酸素不足を解消することができます。
高濃度酸素水で体にダイレクトに取り入れるのも、手軽で効果的な酸素補給の方法のひとつです。
飲料と一緒に適度に摂取することで、酸素を胃や腸から体液中に浸透させ、全身の細胞に効率よく行きわたらせることができます。
持ち運びも簡単で、飲み物の味もほとんど変えないため、スポーツやお酒を飲むとき、疲れを感じるときのお助けアイテムとして
活用してみてはいかがでしょうか。
カフェでも「飲む酸素」を取り扱っています。ご興味ありましたらぜひお手に取ってみてください。
活性酸素について
ちなみに、身体にとっては悪いイメージのある「活性酸素」、一時期よく話題に取り上げられていましたね。
活性酸素は細胞内での情報伝達や免疫、代謝の調節など重要な役割を果たしていますが、一方で細胞を傷つけてしまうものです。
活性酸素が悪さをしないように体の酸化から身を守るための防御システムである「抗酸化作用」は、
・バランスの良い食事
・激しすぎない適度な運動
・質の良い十分な睡眠
で高めることができます。
ストレスをためないことも大事ですよね。
緑に囲まれた農園の敷地内にあるカフェでは、野菜たっぷりの定食やお惣菜もご用意しています。
木のぬくもりのある店内でおくつろぎいただくほか、テイクアウトも対応しておりますので、どうぞご利用ください。
Cucuri cafe staff