植物由来の食事

「ヴィーガン(ビーガン)」や「プラントベース」という言葉を見かけたり耳にすることが最近増えたという人も多いのではないでしょうか。

ヴィーガンは肉・魚・卵・乳に加えてはちみつも含むすべての動物性原料を食事や生活をしていくうえで摂らないライフスタイルのことを意味します。

そしてプラントベースというのは文字のごとく植物性の原料をベースに使用している食事、
「植物由来の食事(食品)」のことを言います。

自然食品店などだけでなく、
最近では飲食店や身近なスーパーなどでも
そういった商品をよく見かけるようになりました。

目次

ひとつの「選択肢」

「動物性のものを摂らない」を聞くと、
どこか過激的だったり宗教的に聞こえたり、
貧相、おいしくないものなどあまり良くないイメージが浮かぶかもしれません。

しかし植物由来の食事とは、
食品アレルギーを持っている人への代替ができやすいのはもちろん、
動物性の原料に比べて低カロリーで低脂質、また食物繊維を含むものが多いです。

食物繊維は腸の調子を良くしやすくするためお通じが良くなって肌や血もきれいになり、
血がきれいになるということは、女性であれば生理などのトラブル回避にも繋がってくるのです。

それらの理由からバランス良く健康な身体を作っていくために、
植物性食材を普段の食事に摂り入れるという選択をする人が増えてきているのです。

また「植物性のものを摂り入れる」ということは身体だけでなく、
「地球にまでも」優しくなることに繋がっていきます。

身体と地球にまで優しくなれる理由

例えば飼育環境の悪い肉(畜産)の脂質を多く取り過ぎると、
消化をすることに負担がかかってしまうので、
消化することができない=身体の中(腸)で腐敗しやすくなり、
全身を巡る血を汚くしていきます。

そしてその肉を育てるためにはたくさんの量の水と穀物を必要とするため、
世界的な水不足の要因のひとつになっていますし、
大量生産を目的として偏った飼料を与えること、
また整っていない家畜環境においての排せつ物による、
環境汚染や水質汚濁なども国際的に年々深刻化しています。

さらに最も大きな問題であり課題となっているのが、
牛などが出すオナラなどのメタンガスによる温室効果ガスの問題です。

植物由来の食事を選択するということは、
これらの問題を少しでも緩和していくことに繋がっているのです。

自分が心地良い選択が一番

こういった問題を知ると
「動物性のものを食べることはおかしいことなのか」と感じる人もいると思います。

ですが自分の気持ちと身体を満たしてくれる、
心地良く感じる嗜好品は人によって違います。

魚は良質な脂を豊富に含むため日本人は昔から好んで食べていますし、
豚の赤身にはビタミンB1が豊富なため、
今の時期にはスタミナをつけるためにも食べたいと言う人もたくさんいます。

植物性の食事だけを選択するということを長く続けた方から、
動物性のものを摂らなくなったことで、
どこかエネルギー不足を感じるようになってしまい、
食事のバランスを考えるようになったという声があったのも事実です。

動物性の食事にバランスが偏ってしまっていることが環境負荷に繋がっているということは事実ですが、
動物性のものを全く食べないことでまったく問題が起きなくなるというわけでもありません。

自分を満たして心地良く感じさせてくれる嗜好品は人によって違うので、
食と密接な健康と環境まで想像しながら、
例えば週に1回、月に1回などで植物由来の食事を楽しんでみるなど、
選択はたくさんあると思います。

魅力とパワーがたくさんある植物性食材

植物性食品は野菜や果物の他にも、
豆や海藻や穀物などがあります。

そして肉の代わりにお豆腐や高野豆腐や大豆ミート、
牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクなどの植物ミルクを選んだり、
「代替」と言う言葉はもはやいらないほど、
植物性の食品は意外と種類が豊富にあるのです。

また植物性のものだけというと、
「エネルギーやたんぱく質の不足が心配」という声をよく聞きますが、
昔の人の粗食によって作られていた筋肉量や、
戦前・戦後の食文化の大きな変化により、
様々な病気が圧倒的に増えたことなどからも考えると、
実は植物性の持つパワーは大きいと考えさせられるのです。

口にするものは自分で選べる

今地球で起きている大気汚染やあらゆる災害などは、
少なからず先に挙げたことも原因になっています。

植物由来とは思えない食べ応えのある優しい料理も、
丁寧に育てられたお肉や卵などを使ったおいしい料理のどちらも、
くくりカフェでは楽しむことができます。

まだ口にしたことがないと言う人も、
もっといろいろなメニューを食べてみたいと言う人も、
ぜひ召し上がってみてください。

cucuri cafe staff

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