食欲の秋!新米の季節です! ~秋の食養生と漢方農法米のはなし

残暑を過ぎると、秋が深まってくるのを感じられます。

「実りの秋」「収穫の秋」と言われるように、おいしいものがいっぱいの季節ですが、
昼夜の気温差も激しく、夏の疲れが出やすいときでもあります。

目次

今の季節にオススメな食材

東洋医学における陰陽五行では、呼吸器系をつかさどる「肺」が弱くなりやすい時期だとされています。

肺の不調は、のどや肌の乾燥につながり、免疫力の低下にも関係しています。
乾燥を防ぐために、この時期は身体をうるおす「白い食材」を積極的に摂るとよいそうです。

白い食材といえば、冬瓜やかぶに山芋、レンコン、白ごま、えのき等々。
今が旬の食材も多いですよね。

食養生とは、毎日の食事で免疫力を高めたり、抵抗力をつけたりして、丈夫な身体をつくること。

気候風土に合ったその土地の食物を食べ、生命力が強い旬の食材の力を身体に取り入れることで、
日ごろからの自然治癒力を高める食養生ができるのではないかと思います。

新米、はじまりました♪

そして、秋は何といっても新米の季節です!

収穫年の12/31までに精米・包装されたお米が「新米」と呼ばれ、
味もさることながら「初物を食べると寿命が延びる」と昔から言われる縁起物でもあります。
主食として通年食べているお米ですが、限られた時期だけの新米は、私たちにとって格別な意味を持っているのではないでしょうか。

余談ですが、前年に収穫されたお米は古米と呼ばれ、年をさかのぼるごとに古古米、古古古米…となるそうです。
何だかちょっとかわいらしい呼び方ですよね(笑)

繭久里カフェでも、新米のご提供が始まりました。

土鍋で炊いた「白米」、圧力鍋で炊いた「玄米」、保温ジャーで数日寝かせた「寝かせ玄米」も、
定食のご飯はすべて新米です!
もちろんお米は、誠農社の漢方農法米を使っています。

聞くだけでも体によさそうな「漢方農法」という響き。
実は、すごいお米なんです!

誠農社の米づくり

カフェのある農園の道を挟んだ向かい側に、広々とした田んぼが広がっています。

農業生産法人 誠農社では、10年前の2011年から漢方農法米の作付けをはじめました。

最初は土から。

農業にたずさわった方から、栄養のある土を作るのは時間もかかり、本当に大変だ、という話を聞いたことがあります。
さらに残留農薬は3年経たないと無くならないと言われていて、
有機JAS認定を受けるためには、化学合成農薬・化学肥料を使用せず、種まきから植え付け前2年間(多年生作物は、最初の収穫前
3年間)経過し、土づくりを行う必要があるそうです。

誠農社の田んぼは、26種類もの漢方を入れて元肥にした、微生物のいる豊かな土です。
しかも、微生物の力で毎年土の力が上がっていて、元気な土になっているそうです。

そして、植える苗にもこだわりが。

まず、種の段階でより良いものを選別します。
限られた種だけで育苗し、根ぢからのある苗を作ります。

昔から稲作は「苗半作」と言われていて、おいしいお米を作るには良い苗を作ることがとても大事だそうです。
力強い根がはれる苗からは、良い稲ができます。

土と苗に手間をかけた分、おいしいお米ができるんですね。

漢方農法とは?

「病因を取り除けば病は治ります
予防すれば病にはかかりません
人も植物も同じなんです」

漢方農法は、人が健康維持のために飲んでいる漢方を植物に与え、人と同じように自然治癒力を高め健康な体をつくり、
生薬の持つアミノ酸・ビタミンなどが作物本来の旨みを引きだします。

漢方農法で使用している生薬は、滋養強壮・胃腸薬・風邪薬などに使用されているもので
ボレイ・チンピ・タイソウ・バクガ・リュウコツ・カンゾウ等々…
漢方環境安全対策普及協会が農業用に配合し、提供している資剤だそうです。

化学肥料や農薬、除草剤の代わりに漢方を使うことで、病気にかかりにくく虫に強い、自然治癒力の高い稲が作られるのです。

仏教用語からはじまり、食養でも使われている「身土不二」という言葉があります。
これは、人と土(環境)は一体で、人のいのちと健康は食べもので支えられ、
食べものは土(環境)が育てている、という考え方だそうです。

私たちは、食べることで作物のいのちを自分の身体の中に取り込みます。

その作物が、農薬を使わない、自然治癒力の高いものであれば、それだけ自身の身体も健康になれるように思います。

自然の恵みがたっぷり入ったおいしいお米です!

手間暇かけて大切に作られた誠農社の漢方農法米。
おいしくない訳がありません!

米・食味鑑定士協会が主催する「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」では、昨年度に埼玉県2位を受賞しており、
今年度は1位を目指しているそうです。

今年の「漢方農法米コシヒカリ」は、天候にも恵まれ出来もよいそうなので、期待大ですね(^^♪

新米は3か月ほどすると米の水分が徐々に抜けていきますが、
誠農社の漢方農法米は新米の瑞々しいおいしさを満喫したあとは、コクと甘みを堪能できるお米になるように仕上げ方を工夫しているそう。
そのため、「誠農社のお米は2度おいしい」のだそうです!

カフェでも、この時期は「香り豚のヤンニョム炒め」など、ごはんが進むメニューをご用意しています。
サイドメニューの埼玉県越生産の無添加梅干しを添えたり、遠藤農園の平飼い卵で卵かけごはんにするのもオツですよね( *´艸`)

漢方農法米コシヒカリの新米は、カフェでご賞味いただける他に、母屋の誠農社事務所やオンラインストアで販売も行っていますので、ぜひお問い合わせください。

秋の恵みをカフェでもお家でも楽しんでいただけたら幸いです。

Cucuri cafe staff

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