梅雨が明けたら本格的な夏の到来ですね。
すでに30℃超えの真夏日もちらほら・・
年々厳しくなる暑さに負けない身体を作るために大事なのは
質の良い睡眠、適度な運動、そして日々のバランスの良い食事です。
繭久里カフェでは、来ていただいたお客様に野菜をたくさん食べていただきたい、
というコンセプトのもと、美味しくて身体も喜ぶ料理を提供しております。
中でも盛りだくさんの野菜が目にも鮮やかな「たっぷり野菜のバーニャカウダ風」は
カフェの代表的なメニューのひとつです。
お皿に盛られた季節ごとの珍しい野菜に「これは何?」とご質問をいただくことも。
トッピングは、茹でた香り豚、揚げ焼きしたテンペの他に、大豆ミートの唐揚げもお選びいただけるようになりました。
一つひとつの野菜の旨味を味わいながら、料理長特製ソースとのコンビネーションをお楽しみください。
繭久里カフェの野菜たち
カフェで扱っている野菜は、いくつかの提携農家より仕入れているもので、店頭で販売もしています。
作り手が身近に感じられる美味しい野菜目当てにご来店されるお客様も多いのですが、
その中でも今回は、カフェが所在する農園「誠農社」の野菜をご紹介させていただきます。
手間をかけた誠農社の野菜
広々とした農園の一角、カフェの駐車場を奥に進むと畑があるのはご存知ですか?
漢方農法米の田植えも終わり、夏野菜の収穫時期になりました。
今年豊作だったズッキーニは終わり、きゅうり、モロヘイヤ、トマトなどが今は食べ頃。
これからは、かぼちゃやすいか、まくわうり、さつまいもが楽しめます。
毎年楽しみにしていただいている方も多い、白いちじくも順調に育っています!
8月初旬~お盆前には「朝採りいちじく」がカフェでもご提供できるのではないでしょうか。
美味しいものには目がない私たちスタッフも、待ち遠しいです(笑)
固定種のタネの力
誠農社では、育てた野菜の中で種が採れるものは、種分けをして次につなげていきます。
このように味や見た目などの主な形質が代々受け継がれてきた種を「固定種」といい、
昔ながらの味、濃い味や個性的な味を楽しめるのが特徴です。
育てている土地の気候や風土に合っていることから、近年「伝統野菜」として、注目を集めるようになりました。
群馬の下仁田ねぎや京都の聖護院大根も固定種ですね。
反面、形が不揃い、生育が不安定であることから、大量生産、大量流通には不向きです。
そのため現在の農業では「F1種」と呼ばれる一代交配種が主流となっています。
日本の食料自給率は4割前後と、とても低いのですが、
種子自給率は更に低く、野菜の種においては、8~9割を外国に依存しているというデータも。
種は食の根源であり、私たちの身体を作る、命の根源でもあります。
手間がかかり、現代では非効率ともいえる固定種ですが、
育った作物の種を採って、植えて育てる。
ヒトと同じようにタネも次の世代、また次の世代と受け継がれていく、命のリレーを私たちも大事にしていきたいと思っています。
野菜のもつ本来の力を大事に、農薬・化学肥料を使わずに育てた誠農社の野菜たちを
ぜひ繭久里カフェで味わってみてください。
今年も暑さが厳しい夏になりそうです。
繭久里カフェの野菜の力がたっぷり入った食事と
農園の自然を楽しみに、心と身体のリフレッシュをしにお越しください。
スタッフ一同、お待ちしております。
cucuri cafe staff