4毒とかあるけど、身体に悪い食材と栄養バランスが悪いのは、どっちがより悪い?

私たちは日々、たくさんの情報に触れています。
「これは身体に悪い」
「この添加物は避けた方がいい」
「糖質は毒だ」
そんな言葉を見るたびに、食事選びがむずかしく感じることがあります。

でも一度、立ち止まって考えてみませんか?

「身体に悪いと言われる食材」と「栄養バランスが崩れている状態」

どちらが本当に身体にとって危険なのか?

ここでは、その答えを丁寧にお伝えしていきます。


目次

結論:もっとも危険なのは「栄養バランスの悪さ」

まず結論から言うと、
現代人にとって最も大きな悪影響をもたらすのは、身体に悪い食材ではなく、栄養バランスが崩れている状態です。

もちろん、食品には「避けた方が良いもの」も存在します。
でも実は、それらの多くは、身体が持つ代謝・解毒・修復のしくみである程度処理できます。

しかしそのためには、身体の修復に必要な栄養素が十分そろっていることが絶対条件。

材料がなければ、修復は働きません。
壊れた細胞を治せないまま、負債だけが積み上がっていきます。

これが、現代人の不調の根本原因になっています。

この栄養バランスと体調の関係というのは、2つの進化のレイヤーから出来上がっています。一つは20億年前のミトコンドリア共生。もう一つはここ数十万年の狩猟採集時代の食生活です。ここでは根が深いのであまり変えられない話だと捉えてください。


なぜ栄養バランスの悪さがもっとも危険なのか?

① 昔の「悪い」は「即・死」につながった

数百万年人類が長く生きてきた環境では、危険な食材は命に直結するものでした。
毒のある植物、腐敗した肉、寄生虫、強烈な菌、重金属、汚染された水。

こうした本物の悪いものは、身体に入れば命を落とす危険がありました。

だから脳は「悪いもの」に過敏に反応するよう、進化的にできています。これは人類の歴史では概ね正解であったと思います。


② 現代の「悪い」は、ほとんどが処理できるレベル

ありがたいことに、現代でよく言われるスーパーなどで売っている身体に悪いとされるもの

  • 精製糖
  • 質の悪い油
  • 過剰な塩
  • 添加物
  • 酸化した食品
  • 農薬の微量残留
  • 加工食品の偏り

など。

確かに負荷はかかります。
ただ、ありがたいことに、ある程度は誠実に基準を守っているものだとは思います。

基本的に即命に関わるものではなく、身体の解毒・代謝・修復システムで対応できる範囲のものばかりです。

ただしその修復には 材料が必要です。

なので修復できないほど、身体に悪いものを偏って摂り続けたら、実際にダメージはあります。


③ 「悪いものの影響」より「材料不足の影響」の方が大きい

身体の修復に必要な材料とは、

  • 良質なタンパク質
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • ビタミンB群
  • 抗酸化物質
  • 発酵由来の栄養
  • 食物繊維
  • 脂質の質

など、さまざま。

これらが不足していると、生命エネルギーATPもスムーズに作れず、身体は悪いものを処理しきれず、炎症・疲れ・冷え・肥満・倦怠感・老化スピードの加速といった形で蓄積されていきます。

つまり、悪いものが入ってくる以上に、修復できないことの方が問題。

これが現代の本当のリスクです。


4毒も実は「処理能力の差」で決まる

最近話題にされる4毒:

  1. 砂糖(精製糖)
  2. 油(質の悪い脂)
  3. 小麦(精製糖質)
  4. 乳製品

そしてわりと昔から言われている4毒:

1.糖毒(精製糖)
2.脂毒(質の悪い脂)
3.塩毒(過剰なナトリウム)
4.酸化毒(酸化ストレス)
*諸説あり

これらは、精製度が高すぎる場合や、添加物や農薬の量によっては、確かに身体に負担をかけます。
ですが、ダメージの大きさは「どれだけ悪いものを取ったか」だけではなく「身体がそれを処理できるだけの材料があるか」の影響を受けます。

栄養が整っていれば、ある程度まで修復は効果があり、逆に栄養が欠けていれば、少量でも悪影響が残ります。

ここが本質です。

ただ、体質やアレルギーに近いものはまた別の話ですし、実際に偏って摂る事は本能に中毒的に刺激したり、悪玉菌を育成したりもするので、減らすにも一定の覚悟が必要です。

また、4毒は人間の本能に響きやすい、マーケティング的には良い言葉だと思います。
残念ながら、「栄養バランス」というのは、とてつもなく響かない言葉なんです。

これは毒っていわれたり、これは身体に良いって言葉の方が強いですね。でも本当はバランスです。


では、私たちはどうすれば良いのでしょう?

まず優先すべきは、「悪いものを減らすこと」より「栄養バランスを整える」こと。

悪いものに過敏になって排除思考になって栄養バランスが偏るよりは、ある程度摂取しても栄養バランスを整える方が、真核生物20億年の健康の仕組みに整合します。

気を使いすぎて栄養が偏るのも、気を使わな過ぎて栄養が偏るのも、結局身体に悪いという事実があります。

土台が整えば、悪いものは自然と減っていきますし、少々の負荷にも耐えられるようになります。

だから悪い物ばかりを取って良いという話ではないので

ククリカフェでは、だから悪い食材はとってよいという考え方ではないので、生命エネルギーをつくる栄養バランスは大切にしながら、なるべく身体に良い食材と、身体の力を引き出す調理法をおりまぜて提供しています。

とはいえ、普段の生活では、偏りが一番悪いということを理解して、完璧を目指すよりも、うまくバランスをとって欲しいなと思います。

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