健康とは何かを再度考えました。そしてミト活をより取り組んでいきます。

目次

再確認

私たちの事業活動は健康的な暮らしをつくるということから始まっています。
カフェの移転もあった10年目の節目の今、もう一度この令和時代の健康とはどうあるべきかを再確認していくことにしました。
ここには、この10年で得たもの、そして失ったものから得た経験からの自分なりの想いがあります。

健康という言葉の原点

「健康」という言葉は、もともと漢字の組み合わせから成り立っています。

  • 健 = 強さ
    身体や心が環境に適応できる力。回復力・持久力・柔軟性を備え、変化やストレスに負けない“しなやかな強さ”を意味します。
  • 康 = 安定
    エネルギーが安定して循環している状態。感情・思考・体調のバランスが取れ、日々の活動が無理なく続いていく“安らぎと調和”を示しています。

つまり、健康とは「強さ × 安定」。
これは一時的な元気さや筋力の強さだけではなく、生命としての輝きをなるべく長く続けるための土台だと言えるでしょう。

健康という概念の時代背景

「健康」という言葉が広く使われるようになったのは明治時代、西洋医学の影響で「Health」を翻訳する言葉として定着した頃です。
しかし、その背景にはもっと深いものがあります。

日本の歴史をふり返れば、飢饉や疫病、戦乱など、人々は常に生きるための厳しい環境にさらされてきました。
「無病息災」や「養生」という考え方が重視されたのも、ただ病気がないことだけでは、生き抜くには足りなかったからです。

そこには「力強さ=環境に適応して生き抜く力」と「安定=日々を保ち続ける土台」の両方が不可欠でした。
だからこそ、「健康」という言葉には、単なる“病がない状態”ではなく、力強さと安定が同時に存在する状態を表そうとする意識が込められていたのだと思います。

そうしなければ生きていけない、そんな厳しい時代背景があったからこそ、人々はこの言葉を必要としたのだと考えられます。

現代の健康を考える視点

かつての時代においては、「生きていけること」そのものが大きなハードルでした。病気や飢餓に打ち勝ち、日々を乗り越えるために、人は強さと安定を必死に求めてきました。

しかし現代の私たちにとって、「生きていけること」のハードルは大きく下がっています。
医療も食も住環境も整い、多くの人が「最低限の生存」を心配せずに済むようになったのです。

その一方で、「健康」という言葉はどこか弱く響くようになってきたのではないかと感じます。
「病気でなければ健康」「検診で問題なければ健康」――そんな形で、生きていけることと同義のように扱われがちです。

けれども本来の健康は、もっと力強い意味を持っています。
それは 「健=強さ」と「康=安定」 を掛け合わせ、生命の輝きを長く続けるための土台。

そしてこれからの時代において、健康はさらに進化していくべきです。

👉 「生き延びるための条件」から「人生をより長く豊かにするための力」へ。

その考え方を実践する方法のひとつが、私たちが取り組む ミト活 です。

ミト活に取り組むべき社会的状況

近年、ミトコンドリアは医学・脳科学・栄養学など、さまざまな分野で注目を集めています。
脳は大量のエネルギーを必要とし、感情や思考の安定にもミトコンドリアが深く関わっていることが明らかになってきました。
さらに老化や生活習慣病、神経疾患との関連も次々と報告され、治療や予防の新しい可能性が示されています。つまり、それだけ生命のエネルギーの根源に光が当たり始めたということです。

一方で、日本の少し先の未来を考えた時に、少子高齢化と人口減少で医療需要は増える一方、人材や財源の不足で今のような手厚い医療を維持するのは難しくなります。そのため「病気になってから治す」よりも、日々の生活習慣や予防を重視する流れが強まり、自己管理の重要性が一層高まっていくと考えられます。

だから私は「健康=強さ × 安定」という考えを土台に、生命の輝きを支えるミトコンドリアに意識を向け、日常の中で整えていく「ミト活」に取り組むことにしました。

実体験から見えた「ミト活」というテーマ

これまで私は「これが健康に良い」と言われるものを、実際に取り入れて試してきました。
食や運動、習慣の工夫――さまざまな実践を重ねる中で気づいたのは、健康はあらゆることがつながっているということです。

そして、流行のように移り変わる健康法とは異なり、ミトコンドリアと健康の関係は生物が20億年かけてつくり上げてきたデザインに基づくもの。
そうそう変わることのない、揺るぎない基本だと考えています。

このしくみは、単に「元気が出る」「疲れにくい」ぐらいの話ではありません。

  • やりたいことに挑戦できる身体
  • 集中して物事に取り組める頭
  • 自分の意思で使える、エネルギーのある時間
  • 健康寿命を保ち、老化のスピードをゆるやかにする力

私たちの生き方や可能性の広がりは、
細胞レベルの“エネルギーのめぐり”に大きく左右されているのです。

ミト活は魔法の薬ひとつで簡単に実現できるものではありません。
ですが、近道はないけれど、基本を知っていればことさら難しいものでもない。
大切なのは、健康の基本を理解し、少しづつでも丁寧に日々の暮らしに取り入れていくことです。

私自身、この10年間の取り組みから実感したのは、健康に派手な裏技は存在しないということ。
けれども、ミトコンドリアを整えることは確実にあらゆるエネルギーアップにつながり、人生の大きな差を生み出す基本である――そう強く感じています。
このエネルギーの仕組みを味方につける=ミト活で、皆さまと共に健康で充実した暮らしを手にできたらと考えています。

Cucuri代表

繭久里カフェではミト活をサポートします。

食のサポート
 栄養バランスに配慮した、細胞レベルで体がよろこぶ食事を提供しています。

たいせつ教室
 教室やセミナーを通じてサポートします。
 一生ものの身体との付き合い方を一緒に学びませんか?

めぐり工房
 ミト活に役立つ健康食品や、日々のめぐりを整える生活アイテムを販売しています。
 日常の中で取り入れやすい、選りすぐりの品をそろえました。

スタッフ間でも元気な時間を増やすために「ミト活」を取りいれています。

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